靴下を買いに。

中学生になり、
いきなりの「朝練」、「土曜日練習」と、すばる家娘は、
すっかりハードスケジュールに追い込まれている。

その反動か、先日の日曜日。

ひなたぼっこのアザラシのごとく、ごろごろ寝転がっている。
昼も近いというのにパジャマのまま、
TVで、見もしないアニメを流し、
クッキーをくわえて、
DSに興じている。

・・・ふざけてるんじゃないわよっっっっ!!

すばる、ブチ切れ。


この日、
夫がご近所の法事に出ている間に
娘とともに買い物を済ませておこうと思ったすばる。

これでは出かけるに出かけられないではないか。

すばる「スクールソックス、買いに行くんでしょっ」

娘「え~・・・やっぱり、いいや~」


テニス部に入った娘の、
靴下の汚れようは尋常でない。
真っ白なソックスは、日々のドロ汚れで
茶色い染み付きが、なかなか落ちないのだ。
二度洗い三度洗いになっていくうちに、
乾く間が無くなる。
少し在庫を増やしておかない事には、どうにもならない。

・・・女の子だし。
・・・やっぱり、真っ白い靴下でいて欲しいモノだ。

すばる「はぁ  何が『いいや』だっつーのっ

娘「自分で洗うから、いい。」


おぉぉ。
その言葉、ホントなら、
何てできのいい娘。立派な心がけだ
と、褒めてやりたいところだが、

その言葉を言っている姿が・・・・
前出の「昼寝アザラシ」なのでは、説得力がゼロである。

すばる「毎日、帰ってきたら疲れ切ってるじゃん。洗えるの

娘  「大丈夫~」・・・ごろん。

すばる「もし、洗わなかったら、次の日の靴下、無いんだよ」

娘「大丈夫~」・・・もぐもぐ。

すばる「雨の日に濡れちゃったら、換えが必要でしょ」

娘「いらな~い」・・・ぴこぴこ。


・・・ふざけてるんじゃないわよっっっっ

すばる、再びブチ切れ。


のらりくらりとしつつも、
意外と言い出したら曲げない、
めんどくさい性格の娘。

重たい腰を上げさせる魔法の呪文を使うしかないか・・・。


「じゃ、お母さんは自分の買い物行ってくるから。」

「はぁ~い」

・・・留守番をいいことに、ずっとだらだらする気だ・・・・


「あれ~っ、今からだと、帰りはお昼過ぎちゃうな。」

「・・・」

「お母さん、外で済ませてきちゃうね~」




「やっぱり、一緒に行こう・・・っと」


こうして仲良し母娘は、靴下を買いに出かけましたとさ。



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